こんにちは、タツヤです。
さて今回は、
同族経営
について書いていこうと思う。
この記事は、
実家が会社経営をしていていずれ継ぐ人
起業をして家族で経営していこうと思っている人
同族経営ってどんな感じなのか気になる人
に読んでもらいたい。
僕の実家は自営業を営んでいる。
実家が自営業であることを今まであまり周りには話してこなかったので、
友達には知らない人も多い。
なぜ、話してこなかったのか?
色々と理由はあるが、
将来的には社長の座が担保されている人
という色眼鏡で見られるのが嫌だったからだ。
芸能界では2世と呼ばれる、
いわば親の七光りを受けて、
デビューする人間がいる。
別に、その人のことを見て
どうこう思う事はないが、
自分の力だけでのし上がった人間の方が
僕からしたら魅力的だ。
だから家業を継ぐのも、
定年を迎えるような年齢になってからだと自分の中で決めていた。
親からも、
いつ継ぐとかの話は一切されておらず、
そういう意味では自由な環境ではあった。
社会人になってから、
大変ではあるものの、
毎日刺激には溢れた生活をしていた。
とある事情で仕事を辞めることになった。
その時も、実家に戻ることなど
微塵も考えなかった。
しかし、祖父の高齢もあり、(経営トップは祖父)
家業の手伝いをすることとなり実家に戻った。
ちなみにうちの会社は大企業でも何でもない、
田舎の零細企業であることを先に言っておく。
現在で約1年半、
今までは全く家業に関わってこなかった分、
家族で仕事をすることの大変さを分かっていなかった。
1.仕事もプライベートも常に同じ人といることになる
普通であれば、仕事では同期や上司と顔を合わせることになる。
家族と住んでいる人は、仕事の後は家族と顔を合わせるだろう。
1人暮らしの人もたまには実家に帰って、
親と話をする機会もあるだろう。
家族経営では、
会社で家族に会い、
家で家族に会う事となる。
つまり一緒にいる時間が他の人の
何倍にもなる。
皆さんは親と仲がいいだろうか?
超仲がいい人もいるかもしれないが、
だいたい喧嘩をすることもある人が大概だ。
たまに会うから丁度いいという距離感の人が
ほとんどだろう。
僕もたまーに会うレベルで全然いい人なので、
正直常時いるのはめちゃくちゃしんどい。
仕事とプライベートの境が無くなってしまうのだ。
オンオフもあったもんじゃない。
普通の会社員がめちゃ羨ましくなる時がある。
2.なあなあになりがち
会社で、
上司に指示されたら
まずいう事を聞くだろう。
上司との待ち合わせで遅刻などできないだろう。
身内での場合、
そういう部分に甘えが生じてしまう。
同じミスを何度も繰り返したりと、
仕事において緊張感に欠ける場面がある。
この甘えが、
いずれお客さんにまで波及していくと終わりだ。
人は徹底的に環境に甘えて生きる生き物らしい。
楽をできる部分があれば、
意識していなくともどんどんそちらへ流されてしまう。
こういう現象が、
同族経営では発生しやすい。
だから、常に意識して仕事をする必要がある。
3.相続や継承でのトラブルが起きやすい
例えば兄弟がいる人が会社を継いだとする。
兄が会社を継いで、弟は普通のサラリーマン。
ここで、
弟は自分が年下なだけで会社を継げないことに不満を持つこともある。
もしくは、優秀だからと弟に継がせれば、
兄が何を思うか分からない。
兄弟がいなくとも、親戚などの身内が何を思っているか分からない。
このように、会社を家族の誰かに継がせると
必ずそれを不満に思う人間が周りに出てくる。
この問題が非常に厄介である。
これによって、関係が悪化するケースが多々ある。
かといって、
経営権を皆に平等に持たせることなどできない。
経営者は一人でなければ成り立たない。
この問題は厄介だ。
さて、他にも細かいことを挙げれば沢山あるが、
ざっと挙げただけでこんな感じ。
じゃ、
「サラリーマンの方が良いのか」
と、言いたいわけではない。
ただ、
「家族で会社を経営する」
ということが、皆が思っているほど
楽じゃないよと言いたい。
ちなみに、、
勿論いいところもあるよ!
今回はここまで!
では!