こんばんわ
タツヤです。
今回は、はじめて
商工会議所のセミナーに参加してみた感想を話そうと思う。
そもそも、なぜこのセミナーに参加してみようと思ったかというと、
たまたまオリラジの中田さんがYoutubeで本の紹介をしていたのを観て、
面白いなあと思った本の著者が偶然このセミナーの講師として登壇するという事を知ったからだ。
その方は、
中村朱美さん。
佰食屋
という一日百食限定の定食屋さんを経営する会社の社長である。
28歳で起業して、現在36歳と、
バリバリの若手社長である。
長時間労働が一般的な飲食業界に、
一石を投じたことであらゆるメディアから注目を浴びている。
その方法はというと、
一日で百食を売り切ったらそこで営業終了というものだ。
かつ、ランチ営業のみ。
スタッフは夕方には帰宅して、
毎日家で家族と夕飯が食べられるという。
一般企業ですらそんなことは難しいのに、
飲食業界など尚更である。
しかし、この佰食屋はそのスタイルで順調に売り上げを伸ばし、
トータルで4店舗まで拡大したというのだ。
一見、そこまで売り上げがあるなら、
もっと数売ればいいのでは?
という疑問が生まれるが、
百食限定だからこそのメリットがあると中村さんは言っていた。
それがこちらの4つ。
1.フードロスゼロ
2.集客効果が上がる
3.最小コストで最大利益
4.早く帰れる
まず1番目のフードロスゼロだが、
1日の売る数が決まっている以上、
それより多く仕入れる必要が無い。
だから冷凍庫も持っていないとのことだった。
一般的な飲食店の1食当たりのロスは
32g~103gとのこと。
しかし、佰食屋はたったの
1.5g。
数十倍の違いである。
環境にも非常に良いのである。
次に2番目の
集客効果が上がるというものだが、
百食限定だからこそ人が来るというのだ。
なにかしらのコンセプトがあると人はそれにつられて
来るようになるらしい。
かつ、佰食屋の原価率はまさかの
50%なのだ。
1000円の商品を売ったら、利益が500円ということだ。
通常飲食店の原価率は30%程と言われているので、
ここも大分他との差別化が図られている。
次に3つ目の、
最小コストで最大利益だ。
佰食屋は今の時代にらしからぬ、
ネット予約・電話予約はしていない。
予約の仕方は、
朝並んで整理券をもらう方法のみ。
超アナログなやり方だが、
このやり方をすることで、
ネットが使えない高齢者や
日本語が分からない外国人も公平に予約することができるというのだ。
でも、この方法のみだと若干ハードルが高くなる。
例えば、遠方から食べに行きたい人なんかは非常に大変だ。
しかし、これにもメリットが。
このハードルを越えてきてくれるお客さんは非常にお店に対して協力的で、
簡単に言ってしまえば上質なお客さんが多くなるらしい。
クレーマーやキャンセル率が大分下がるとのことだ。
確かに、これも納得できる。
ここまでして行きたいというお客さんは、
まず良い人に違いない。笑
そして、最後の
早く帰れる。
そのままの意味だが、
百食売り切ってしまえばその日は営業終了なので、
当然その分早く帰宅することができる。
普通であれば、
ランチ〇〇時~ディナー〇〇時
と決まっていて、
その時間に従って業務を終える。
しかし、佰食屋では
その日によって終わる時間が違うということだ。
少なくとも、夕方までには帰れる。
他にも、
有給はいつでも上司の許可なく取れるし、
時短勤務も自由に決められる。
まさに、超絶ホワイト企業である。
今の時代に、
こんな経営をして売り上げを伸ばしている企業があることは
希少だ。
色々な企業が、
佰食屋のマネできるところはマネをしていくべきだろう。
自分はどうかというと、
自分で事業を繁栄させていくことを第一に考えると、
このやり方は難しいと思う。
売り上げは少しでも伸ばしたいし、
そのためであれば残業もいとわない。
ただ、体を壊してしまっては
本末転倒なので、
やはりマネできるところは吸収したい。
そんなこんなで色々と考えさせられた。
これからの仕事に対しての見方を一新させてくれる
セミナーだったことは間違いない。
では!